オートバイ総記(青とウロウロ)

青さん(GSR250S)との極上の日々(^O^)/を不定期に綴っています。

滋賀県の端っこ巡りツーリング(西の端っこ編)三国峠・おにゅう峠

私の暮らす滋賀県は「海なし県」で,周囲を他府県に囲まれています。


ツーリングに最適な季節を迎え,日本海沿岸や信州の高原などへも行ってみたいのですが,そのためには県境を越えなければならず,このご時勢,コロナのこともあって,遠出(ロングツーリング)はちょっとためらわれます。

でも,ツーリングには行きたい。

京都の宮津に行って以来だから,もうかれこれ1年近く走りに行けてない。

滋賀県から出なければいいかな?許してもらえるかな?いや何とか許していただきたい!

ということで,「滋賀県の端っこ巡りツーリング」と題して,滋賀県の東西南北の行けるところまで行ってみることにしました。

 

ミッションは4つ。
滋賀県のバイクで走っていける東西南北の端っこまで行ってみる。
②目的地近くの山歩きを楽しむ。
③山頂・峠でコーヒーを豆から挽いて飲む。
④道中で滋賀の地酒とスイーツをお土産として購入して帰る。

 

第1回目として,今回は「西の端っこ」を目指します。

 

「西端」として,パッと頭に浮かんだのは,知る人ぞ知る「おにゅう峠」。

7年近く前に一度挑戦したのですが,途中で倒木が完全に道路を塞いでいたため,峠にはたどり着けずでした。
リベンジも兼ねられるので、目的地としては申し分なし。

でもまあ,念のためにということで「Googleマップ」で確認してみましょう。

 

!!!なんと!!! 


滋賀県の西端は「おにゅう峠」ではなく,朽木生杉(くつきおいすぎ)の西側,京都府との県境になるみたいです。

その近くまで走っていける道路は・・・
県道781号線から針畑川の支流沿いを遡って行った先が,バイクで走って行ける「滋賀県の西の端っこ」になりそうです。

 

目的地が決まれば,早速スタートです。

 

【9月29日(水)】午前8時出発

R367を北上,葛川梅ノ木の三差路を左折して,県道781号線で久多方面に向かいます。
f:id:kattsf10:20210930155641j:image
今,気が付きましたが,久多って京都市ですよね。
早くも,スタート直後に越境してしまいました。申し訳ない。

気を取り直して,久多橋を渡り,朽木生杉を目指します。
f:id:kattsf10:20210930155718j:image

県道781号線は,針畑川に沿って,いい雰囲気の道が続きます。

クルマだと離合しにくい箇所もありますが,バイクなら全然問題はありません。

「気持ちいい~~~! やっぱ,バイクはいいなあ~~~」

なんて言いつつ,あっという間に,朽木中牧の三差路に到着。
f:id:kattsf10:20210930161306j:image
f:id:kattsf10:20210930161303j:image

ここを左折して,いよいよ滋賀県最西端の地「朽木生杉」に向かいます。

f:id:kattsf10:20210930161404j:image

木立の中を気持ちよく走り抜けます(^O^)

f:id:kattsf10:20210930161549j:image

中牧の三差路からは約4km,10分ほどで「三国峠登山口」に到着です。
f:id:kattsf10:20210930161641j:image
そして、その少し先、たぶんこのあたり↓がバイクで走って行ける滋賀県の西の端っこになると思われます。

f:id:kattsf10:20210930161801j:image
f:id:kattsf10:20210930161804j:image
Googleマップで調べたところ,だいたい北緯35度35分26秒,東経135度77分26秒になるようです。
おにゅう峠は,だいたい北緯35度38分68秒,東経135度79分18秒になるので,やはりこちらの方がより西にあります。
したがって,私が個人的に認定する「滋賀県のバイクで行ける西の端っこ」は,ここ「三国峠登山口先」といたします。

ミッション①を達成です。

ちなみに,この道の先はこんな感じ。
f:id:kattsf10:20210930161921j:image

京都大学の研究林になっているようで「通行止」です。
でも,ここは「三国峠登山口」より,少し東南に位置するので,やっぱり最西端は「登山口」先あたりになりそうです。

このあたりは,ブナの原生林が残っていて,登山口の近くには「観光トイレ」や休憩用の「あずまや」も設置されています。

では,ここでしっかりトイレも済ませて,滋賀県福井県京都府の3府県の境になる「三国峠」を目指して,午前10時,山歩きスタートです。

地図で確認すると峠までは,30~40分程度の行程。
楽勝と思って歩き始めたところ,いきなり急登が続きます。

3分も登ると,青さん(GSR250S)は,遥か下の方に・・・。
f:id:kattsf10:20210930162021j:image
「戻ってくるまで,大人しく待っててね」

急登の連続ですが,こんな光景も・・・
f:id:kattsf10:20210930162043j:image
f:id:kattsf10:20210930162040j:image
なぜか、この朽ち木にだけ,キノコがいっぱい(笑)

急登を過ぎると,やっと山歩きを楽しめる斜度になってきました。
f:id:kattsf10:20210930162944j:image

きちんと整備されていて,ブナやカエデなどの木も多く,全体に明るさに満ちていて,歩いていて楽しくなってくる山道です。
f:id:kattsf10:20210930163306j:image
f:id:kattsf10:20210930163303j:image

久しぶりの山歩きということもあり,ゆっくりペースで歩いたため,約45分かかって,午前10時45分「三国峠」に到着。
f:id:kattsf10:20210930163654j:image
f:id:kattsf10:20210930163652j:image

これで,ミッション②も達成です。

そして,ここで大津京の「ウタノ コーヒー ロースタリー」さんで購入した「うたのブレンド」のコーヒー豆をハンディミルで挽いていれたドリップコーヒーとLAWSONの菓子パンで,少し早めの昼食とします(^O^)
f:id:kattsf10:20210930163828j:image

やっぱり、挽きたてのコーヒーは美味い!

しかも、このシチュエーションでいただく少し苦めで香り高いコーヒーは、まさに至極(^O^)

で、これでミッション③達成です。

30分ほど休憩して,登ってきた山道を戻ります。
このあたりは「高島トレイル」といって,きれいに整備された山道が縦横に延びていて,めっちゃ楽しそうです。ぜひ,また山歩きメインで来てみたいですね。

急登箇所の下山は,結構苦労しましたが,約30分で「登山口」に戻って来れました。

青さんも,ちゃんと元の場所で待っててくれてました。

 

12時5分,ツーリング再開です。

 

一旦,県道781号線に戻って北上し,林道小入谷線で「おにゅう峠」に向かいます。

f:id:kattsf10:20210930164208j:image

前回,ここに来たのは,2014年11月中旬。
道路を完全に塞ぐ形で倒木が横たわっていて,バイクですら通り抜けることができない状況でした。
f:id:kattsf10:20210930164225j:image
f:id:kattsf10:20210930164228j:image

でも今回は,問題なし。

ここから一気に高度を上げていきます。

一部,落石や砂の浮いた場所があって気を使う場面もありますが,基本的には適度なカーブが連続する舗装路で,バイクにとっては,とっても美味しい道路です。

ほどなく「展望スペース」に到着。
f:id:kattsf10:20210930164308j:image
f:id:kattsf10:20210930164310j:image
今,登ってきた道がよく見えます。
おにゅう峠付近では有名な展望場所で,よくネット上には写真がアップされていますね。
秋が深まると,道路が紅葉に包まれて,本当に素晴らしい景色が楽しめますし,11月には雲海が広がる日もあるようです。

12時40分,おにゅう峠に到着。
f:id:kattsf10:20210930164347j:image

f:id:kattsf10:20210930164412j:image

これ↑は、福井県京都府の府県境のように見えますが,ここは滋賀県福井県の県境になります(笑)

峠からは,遠くに日本海が望めます。
f:id:kattsf10:20210930164444j:image

本来であれば,ここから福井県側に下って行って,小浜あたりで美味しい海鮮をいただきたいところですが,今回は「滋賀県から出ない」(※今日は出だしから少し越境してしまいましたし,今後,緊急事態宣言が解除され越境が可能となった場合には,節度を持って多少越境させていただく場合もあると思います。どうぞ温かい気持ちで許してくださいね)と宣言していますので,ここでUターンします。

 

さあ,最後は,滋賀県の地酒とスイーツを購入するため,街に戻りましょう。

今、上がってきた林道小入谷線を県道781号線まで戻り,東(琵琶湖の方角)に進みます。

ここからR367に突き当たるまでの県道781号線は,本当に素晴らしい区間です。
黄金色の田んぼ,北川の清流,木立のトンネル・・・
「いいなあ~,いいなあ~,ほんとにいいなあ~」って,うっとりしながら走っていて,結局,写真を撮るのを忘れてしまいました(毎度のことですが 笑)。

県道781号線からR367を少しだけ南下して,山神橋のところを左折,安曇川沿いを県道23号線で新旭へ向かいます。

午後2時,新旭の「上原酒造」さんに到着。
f:id:kattsf10:20210930164628j:image
私は,竜王の「松の司」で滋賀の地酒に目覚め,ここ上原酒造さんの「杣の天狗」で滋賀の地酒「沼」にハマりました(‘◇’)ゞ

酸味と発泡感が強い「杣の天狗」は,本当に美味しいのですが,今日はお店の冷蔵庫をのぞいた途端,「不老泉 特別純米(生) 木槽天秤しぼり 中汲み」のラベルとガチンと目が合いました(という気がしました。ラベルには目はありませんものね)。

で,即座にそいつを購入。
f:id:kattsf10:20210930164740j:image
結論から言って,こいつにして大正解。

家に帰ってから,早速晩酌でいただいたのですが,うま味がハンパない!

味の素を足しているのではないか(貧乏舌で申し訳ない)と思えるほどのうま味。

そのうま味と不老泉の持つ酸味が程よく溶け合って,疲れた体に染みわたりました。

 

話をツーリングに戻します。

 

さあ最後は,滋賀のスイーツ!

これは,JR安曇川駅近くの「とも栄 藤樹街道本店」さんで購入したいと思います。
f:id:kattsf10:20210930164844j:image
一番のおすすめ「あど果みるく」は,なんと売切れ!?

でも,もう一つのおすすめ「クズノイロ」は,残っていました。
アドベリー味とマンゴー味とストロベリー味を購入。

これで、ミッション④もクリア(^O^)/

クズノイロは、夕食後のデザートとして,家族3人で美味しくいただきました。
半解凍くらいの状態で,シャキシャキして,とても美味しゅうございました(笑)

 

ということで,今回のツーリングの総括(^O^)/

滋賀県の端っこを目指すシリーズの第1回目として,最西端(と思われる)の朽木生杉の「三国峠登山口」あたりと,リベンジとしての「おにゅう峠」への今回のツーリングは,快適なカーブが連続する舗装路と,落石や砂が浮いた荒れた路面が繰り返し現れるルートでした。
しかし,青さん(GSR250S)は,どちらの場面にも難なく対応してくれて,その潜在能力の高さをあらためて感じることができました。
大柄な車体のため決してヒラリヒラリという感じではありませんが,粘りのあるエンジン特性のおかげで多少ラフなシフトチェンジでもトコトコと峠への山道を登って行ってくれますし,アップライトな乗車姿勢と大排気量のバイクに比べると軽量な車重によって少しくらいのダートも全然怖さを感じずに走り抜けられます。
さらに帰宅後,給油してみて,その燃費の良さにもオドロキ!
山のぼりが多かったので,2~4速を多用して,これ↓ですからね。

さすが,青さん!

総走行距離:143.4km
給 油 量:3.73リットル
燃   費:38.45km/リットル