オートバイ総記(青とウロウロ)

青さん(GSR250S)との極上の日々(^O^)/を不定期に綴っています。

滋賀県の端っこ巡りツーリング(北の端っこ編)栃ノ木峠・籾ヶ岳・小刀根トンネル・余呉湖

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滋賀県にコロナ感染拡大による「緊急事態宣言」が発令されていた9月から始まった「滋賀県の端っこ巡りツーリング」も、第3回になりました。

この間,9月末で「宣言」は解除され、県外への移動もOKとなりました。

本格的な寒さが到来するまでに、あっちこっちへツーリングに行けるようになったのは、バイク乗りにとっては、本当にうれしいことです。

滋賀県の端っこ巡りツーリング」の第1回では、西の端っことして、朽木生杉の「三国峠登山口」先、

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第2回では、東の端っことして、R421旧道の「石榑峠」を認定させていただきました。
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そして第3回目となる今回は、「北の端っこ」(^O^)
これは、わかりやすいですね。
そうです。
R365の「栃ノ木峠」ですね。
福井県との県境になります。

北緯35度41分54.7秒 東経136度9分34.2秒 になるそうです(Wikipedia調べ)。

 

それでは、早速出発しましょう!

と、その前に、この「端っこ巡りツーリング」のミッションのおさらいです。
前回から、1か月近く経っちゃって、自分でも忘れかけてました(笑)

ミッションは、4つです。

滋賀県のバイクで走って行ける東西南北の端っこまで行ってみる。

②目的地近くの山歩きを楽しむ。

③山頂・峠でコーヒーを豆から挽いて飲む。

④道中で滋賀の地酒とスイーツをお土産として購入して帰る。

今回は、目的地も山歩きもお土産も、それぞれはっきりしているので、結構楽に達成できるかも~です(笑)

ではでは、いざ発進(^O^)/

 

【11月4日(木)】午前8時30分出発

湖西道路を北上します。
お天気がいいです。
念のためにと厚着をしてきたのですが、日の当たるところでは、少し暑いくらいです。
白髭神社の鳥居も朝日を浴びて、いつも以上に輝いて見えます(写真は撮れませんでしたが・・・)。
湖西道路を北上!となると、やはりここには立ち寄らずにはいられません。
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そう、マキノのメタセコイヤ並木です。出発から約1時間で到着です。

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黄葉には、まだ少し早いようですね。
でも、いつ来ても、この並木道をバイクで走り抜ける時の高揚感は最高ですね。
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いつもであれば、並木道の端まで行ってUターンするところですが、今日はこのまま県道287号を直進します。

少し行って、県道533号へと左折して、さらに北上します。

道は、だんだん細くなりながら、八王子川に沿って東に向きを変えていきます。
細いと言っても、バイクにしたら大通りみたいなもので、対向車もほとんど来ない中、木立ちの中を気持ちよく走り抜けていけます。

15分ほど走ると、在原集落に到着。
「在原」と言えば・・・、そう「在原業平」さんですね。
ここには、業平さんのお墓が残されているそうです。

それが、こちら↓
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天皇のお孫さんで、超有名な歌人にしては、意外な感じのお墓です(失礼しました)。
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ここに青さん(GSR250S)を置いて、徒歩1分くらいのところでした。

案内看板にわざわざ「伝説」と表記されていますが、今で言う「超有名人」が、この山里で最晩年を過ごされたと思うと、故人がさらに偉大に感じられますね。
今は、煩悩の塊である自分も、いつかはこういう境地に潜り込みたいものです。

 

時刻は10時20分、予定より少しだけ遅れています

ここからは、更に東に進んで、R161に戻ります。

ところで、このR161に戻るまでの道が、素晴らしいくねくねの連続で、楽しい!!!
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山並みもきれいです(^O^)

R161を北上して「国境スキー場」前を通過。

下りのワインディングを楽しんで、「疋田」の三差路を右折、R8に入ります。

「なかむら釣り餌店」の前を過ぎて少し行った先の三差路を、県道140号へ左斜めに入っていきます。

この先に、本日のツーリングの3つ目の目的地「小刀根トンネル」があるはずです。

と、新しい「刀根トンネル」を抜けた真正面に目指す「小刀根トンネル」がとどーんと、突然現れました(10:45)。

もう少し脇道風のところを進んだ先に鎮座されていると思っていたのですが、本道の脇にあっけらかんとその姿を見せているのが、なんともいいですね〜(笑)
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小刀根トンネルは、140年前に国鉄北陸本線のトンネルとして建設されたもので、現存する鉄道トンネルとしては日本最古のものだそうです(現在は廃線となって、普通にクルマも走れる道路になっています)。

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小さくて短いトンネルですが、石やレンガで作られていて、とても重厚感があります。

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額縁効果!

青さんが、いつも以上に凛々しく見えます。
たくさん写真を撮って、さあ出発!

と、約5分で、4つ目の目的地「柳ヶ瀬トンネル」に到着。

到着した途端、トンネルの信号が「青」に変わりましたが、ここは一旦路肩に青さんを停めて、次の青信号を待つことにします。

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というのも、この「柳ヶ瀬トンネル」も北陸本線のトンネルとして1884年に完成したもので、当時は日本最長のトンネルだったそうです。
現在は廃線となっていて県道の一部として、普通にクルマが往来しています。
単線の幅しかないため信号による交互通行となっています。
でも、当時は日本最長と言われたトンネルです。
長さは約1.3kmもあります。
だから、赤信号が6分程度と長く、青信号は20秒程度しかないそうです。
確かめないと! と思って、青さんを路肩に寄せてスマホのカメラをトンネル上部の信号に向けた時にはすでに
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「赤」でした
で、何分待ったのか?
写真を撮ったり、周辺をうろうろしたりで、結局時間を計るのを忘れてしましましたが、5~6分はあったと思います。
やっと「青」になったので、進みたいと思います。
油断していると、すぐにまた「赤」になっちゃいますからね(^◇^;)
トンネルの内部は、とても狭くて暗いです。
写真を撮りたいところですが、ここでバイクを停めるのは、だめですよね~
何箇所か「待避所」があるので、そこに停めて次の青信号を待つということも考えましたが、やめときます。

柳ヶ瀬トンネルを抜けると、すぐにR365に入る三差路が現れます。

ここを右斜め後ろ方向に鋭角に右折して、R365を北上します。

 

11時20分、「栃ノ木峠」到着

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「宣言」は解除されましたので、少し隣県(福井県)側に入って写真撮影してみました。

これで、まずは、ミッション①完了

県境から少し戻ると、左側に「淀川の源」の石碑が・・・

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この下の駐車場に青さんを停めて、向かい側にある「余呉高原リゾートYAP」から「籾ヶ岳」に登って山頂でコーヒーブレイクして、ミッション②③達成を目指します。

なんだかんだで、予定より1時間ほど遅れています。
さっさと山歩きの用意をして出発しましょう。

ところが、本日YAPは定休日らしく、施設の改修工事の業者さんしか見当たらず、どこから登り始めたらいいかわかりません。

「とりあえず、このあたりから」と考えていた山道は、工事車両が掘り返していて「通行止め」になっています。

仕方ないので、通行止め箇所を迂回する方向で「藪漕ぎ」しながら進みます。

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こんな藪↑を突き抜けて、予定していた山道に無事に出ることができました。

でも、藪から出たところに工事業者さんが休憩しており、いきなり藪の中から変なおじさん(私です)が現れたので、めっちゃびっくりされてました(笑)

「山頂に行くのはこの道でいいですか?」と丁寧に尋ねたのですが、しどろもどろの感じで「そ、そうや・・・と思う」との返事(^◇^;)

驚かせて、申し訳ありませんでしたm(_ _)m

山道とは言っても、普段は四輪バギーのコースになっているようで、ガードレール替わりに古タイヤが並べられていたり、コース案内図があったりと、山歩きの雰囲気ではありません(-。-;

しばらく進むとバギーコースからは外れ、簡易舗装された急な登り坂になってきました。

延々ときつい直登が続きます。

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振り返ると建物は遥か下。

ここYAPは、冬季は「余呉高原スキー場」として運営されていて、私が今、青息吐息で登っている簡易舗装の道は、ゲレンデを直登する施設管理用の道路で、冬場はゲレンデの一部になるようです。

「こんなはずではなかった。これを山歩きと言えるのか」!!!

でも、周辺に登山道的な道は見当たりません。
これを登るしかないみたいです。

しかし、それにしても、きつい!

ゲレンデになるのであれば、最大斜度は30°くらいになるかもしれません。

ほんとに、きつい! めっちゃ、きつい! たまらん、きつい!
と悪態をつきながら歩くこと10分。
やっと稜線らしきものが見えてきました。

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と、あとはスキー場として整備された芝生の稜線を5分ほど楽しんで、12時10分、山頂到着!

のはずでしたが、いざ到着してみると、なだらかすぎてどこが山頂かよくわからない。

芝生の広場の奥の方に「展望台」風の高台が、いかにも人工物として作られています。

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とりあえず、このあたりで一番高い場所みたいなので、上がってみました。

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すごい!

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日本海敦賀湾?)が眼下に見えます。
ここで、コーヒーブレイクにします。

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今回も「ウタノ コーヒーロースタリー」さんで焙煎してもらった豆を挽くところから始めます。
今日は、「ブラジル キャラメラード」という豆です。
軽い苦みとキャラメル風の香りが特徴のとても飲みやすいコーヒーです。

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無事に、ミッション②③完了
思ったほど風は強くなくて、温かい日差しの中で飲む挽きたてのコーヒーは、やっぱり美味い(^O^)/

さてさて、そうは言っても、ゲレンデのど真ん中では、いつまでものんびりすることもできず、そろそろ下山することにします。

下山路は、ゲレンデの反対側の斜面を降りていきます。

これで、スキー場をぐるっと一周したことになりました。

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13時20分、スキー場前の駐車場を出発。

頑張って歩いたおかげか、遅れも20分程度に縮めることができました。

次は、「余呉湖」に向かいます。

自分でも意外ですが、余呉湖に行くのは初めてです。楽しみ♪
13時50分、余呉駅到着(^O^)/

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ここから反時計回りに余呉湖を一周します。
駅から周回道路に出たすぐの辺り↓

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反対側の船着場あたり↓

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後半は、狭い道が続きましたが、賤ケ岳から降りて来られた方でしょうか、登山姿の方が数人歩いておられ、「次は賤ケ岳に登りたいなあ」という気持ちになりました。

約20分で、余呉湖を一周

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さあ、残るは最後のミッション④だけです。

まずは、トイレ休憩も兼ねて、北陸自動車道「賤ケ岳SA」の売店「山小屋マルシェ」に立ち寄ってみましょう。

賤ケ岳SAは、「ぷらっとパーク」といって、高速道路外からサービスエリアに入れるようになっています。専用の駐車スペースもあって、便利です。

ここでは、「賤ケ岳の月」というカスタードケーキを購入しました。

次は、本日の目的地のひとつ、木ノ本の「角屋(かどや)」さんに向かいます。

10分弱で角屋さんに到着

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ここでは、伊吹牛乳を使った「蔵プリン」と、前々から気になっていた「雪とうふ」を購入。

「雪とうふ」って名前ですが、豆乳を使ったスポンジ生地にホワイトチョコクリームをサンドしたお菓子です。

これで、お土産のスイーツ購入もクリア。

残るは、地酒(^O^)/です。

木ノ本まで来たら、まあ普通は「七本槍」ですよね。

でも今日は、以前から目をつけていた、近江今津の「池本酒造」さんに行って「琵琶の長寿」をゲットしたいと思います。

角屋さんから、R303を東に向かいます。

前後のクルマは、かなりのハイスピードで走っています。

私もついつい流れに乗って・・・(^◇^;)
ということもあって、約30分で「池本酒造」さんに到着(^O^)/

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冷蔵庫には、たくさんの銘柄のお酒が並んでいます。
せっかくなので「火入れ」をしていない生酒を購入したいですね。
お店の方におすすめを尋ねたところ「純米吟醸の『蔵人』が一押しで、実際一番売れていますよ」とのことなので、まずはそれをチョイス。
「あと1本」と冷蔵庫内を見回してみたところ、

なんと!

私を日本酒に目覚めさせてくれた上原酒造の「杣の天狗」と同じ「にごり酒」の文字が目に入ってきました。
これが「琵琶の長寿」のようです。
買うしかないでしょう。
お店の方からは「酸が強めで、栓を開けると噴き出してくるので、一旦栓を閉めて落ち着いてから再度開ければ大丈夫です」と丁寧に説明していただけました。
栓を開けるところから、ワクワクさせてくれるお酒のようです(^O^)
購入したお酒は「保冷効果があるから」と新聞紙に丁寧に包んだ上に、保冷材も入れてくださいました。
こういった細かい心遣いがうれしいですね。

今の時刻は、15時30分。

これで、ミッション④も完了です。

では、お酒がぬるくならないように、ここから一気に帰宅します。

16時35分、無事に帰宅。

今回の戦利品は、こいつら↓(笑)

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無事に帰って来れたつもりでしたが、バイク後部のトップケースで揺さぶられ続けた結果、「蔵プリン」はまんべんなく混ぜられて「ミルクセーキ」状態になっていました(笑)

 

今回のツーリングの総括(^O^)/

今回は、北の端っこである「栃ノ木峠」までのツーリングということで、何度か走ったことのある道が多いことから、結構余裕を見せていたのですが、そうなるとかえって「ついでにあれも見たい。ここにも寄りたい」となって、結局、盛りだくさんのツーリングとなってしまいました。

山歩きについても「スキー場の山だから、まあなんとかなるでしょう」って感じであまり下調べをせずに突入したため、ゲレンデ直登という、なんとも大変なこととなってしまいました。

それでも、秋空の下、およそ1か月ぶりのツーリングは、本当に楽しかったです。

ぐっさんの言葉どおり、「バイク乗りは得している」と思いましたよ。

最後には、気になっていたお菓子と、ワクワクさせてくれる地酒もゲットでき、本当に良いツーリングでした。

これで、東・西・北の端っこを制覇しましたので、残るは「南」の端っこだけとなりました。

それこそ、走りなれた道を行くコースとなりますので、近日中に達成したいと思います。

 

総走行距離:199.9km
給 油 量:5.5リットル
燃   費:36.35km/リットル

前回の西の端っこツーリング(36.38km/リットル)にわずかに及ばず~(^◇^;)

でも、やっぱり青さんの燃費は立派です。