本土最南端(鹿児島佐多岬)へ!ツーリング(^O^)/その1
九州って、いいですね~!!
それぞれの県にそれぞれの特徴、風土があって、何度でも行きたくなります。
クルマ、電車、船、飛行機、、、いろいろな手段を使って、九州を楽しんできました。
そして、2019年10月にはついに、我が愛バイクの青さん(GSR250S)と九州上陸を果たすことができました。
でもその時は、時間の関係もあって、福岡・大分・熊本・長崎・佐賀の5県、九州の北半分のツーリングになってしまいました。
そこで今回、残った2県、宮崎・鹿児島を一気に走ろうということで、またまた時間的制約もあったのですが、トコトコと行ってまいりました(^O^)/
2022年3月16日(水)
今回、九州まではフェリー「さんふらわあ」で楽々運んでいただきます。
なんと!「バイク周遊プラン」というのを使うと、往復で約1万円も安くなるんです。
これは、同じ港を往復するのではなく、復路は、往路で到着した港と違う港から乗るというプランで、たったそれだけで1万円もお安く利用できる、とってもお得なプランなんです(^O^)
そこで今回私は、宮崎~鹿児島をめぐる旅ということで、大分港から入って、宮崎県をずぅ~と南下して鹿児島の佐多岬まで行って1泊、翌朝、志布志港に戻って帰りのフェリーに乗るという計画を立てました。
当初は、佐多岬の無料キャンプ場でテント泊の予定でしたが、直前の天気予報で「その夜は強風大雨になる」と言っていたので、急遽近くのホテルを予約しました。
これでテント設営時間が不要になるため、ぎりぎりまで走れますし(これが大正解でした)、荷物もかなり少なくできます。
さあ、準備も整ったので、出発しましょう(^O^)/
往路は、神戸の六甲アイランドのフェリーターミナルからの乗船になります。
14:30 六甲アイランドのフェリーターミナルに到着です。
18時乗船開始で、19時出港です。大分港到着は、明朝6時20分予定です。
今日のバイクの乗船は4台だけです。乗り場で誘導していたおじさんの話では「土日は30台以上が並ぶので整理が大変」なんだそうです。
船室内のマイベッドは、こんな感じ↓↓↓
「プライベートベッド」というクラスです。
バイクで行くときは、このクラスを利用することが多いです。
この船室には、こういったベッドが10台並んでいますが、今日この部屋にはもう一人若いお兄さんがいるだけ。それも私が一番奥の上段、彼は一番手前の下段と、まさにこれ以上離すことはできない配置にしてくれています。コロナ感染予防を考えたフェリー会社の配慮だと思います。さすが!さんふらわあ!!
この船は、瀬戸内海航路になるせいなのか、船室やロビーなどは、志布志に向かう太平航路の船に比べると、いくぶん小さい感じがします(太平洋航路の船は以前にクルマで利用したことがあります。でもその時はいい部屋をとったので、さんふらわあのプライベートベッドは今回が初めてです)。
でもでも、、、
テレビが付いています(^O^)
以前に乗った名門大洋フェリーや新日本海フェリーには付いてなかったはずなので、さすが!さんふらわあ!!
さて、今夜のディナーは? というと、こんな感じ↓↓↓
ほぼアルコールと、そのツマミになるようなお弁当(笑)
まあ、今回は(今回もかな?)、こんな感じでいきます(^O^)/
で、「ではではそれでは~」と、早速プルトップを開けたところ、我が船は無事に出港となりました!!
19時40分過ぎ、「まもなく明石海峡大橋の下を通過します!」との船内放送。
少しふらつく足(船の揺れのせいなのか?アルコールのせいなのか?)で甲板に出てみたところ、
いいですね~
それほど風も冷たく感じられません。
大橋の下を通過して振り返ると、上空にはきれいなお月さんが!
明日もいい天気のようです(^O^)
では、ベッドの戻って、もう少しぐだぐだと飲みましょう。そして、船の揺れに体を預けながら眠りたいと思います。
おやすみなさ~い。
☆初日の走行距離:92.3km
3月17日(木)
船は予定通り大分港に到着し、6時40分頃には下船、ついに九州の地に上陸です。
今日の最初の目的地は、延岡市の山の中にある「ジブリのロボット兵」のオブジェがあるという公園です。
ナビさん(Yahooカーナビ)は、R10号(産業道路)から県道21号、県道56号を経由して再びR10号に戻って更に南下していくというルートを指示してくれました。
早速、出発です。
早朝ということもあってか、広々とした国道を快調に進みます。
が、県道56号に入ってしばらく行くと突然、大渋滞が!!
全くと言っていいほど動きません(;^_^A
そんな中、前方の車が次々と側道へ左折していくではありませんか!
遅れてはなるものかと、私もそれらの車について行きます。
しかし、地元の車になんてついていくものじゃありませんね。
みんなバラバラとあっちこっちの角を曲がっていきます。気が付けば私一人で住宅街の中を走っています。もうどこにいるのかもわかりません。しかもこういう時に限ってナビさんは沈黙(フリーズ状態)。
仕方がありません。一旦バイクを停めてナビさんをリセット。やっと進む方向が分かりました。
このことで30分ほどロスをしましたが、なんとかR10号の渋滞のない場所に合流することができました。
R10号からR326号に入り、快調に進みます。
道中、道の駅「宇目」があったので、休憩しようかなとも思いましたが、時間的に余裕がないようなので、とりあえずパス。
そして直後に「唄げんか大橋」という大きなつり橋を通過しました。
後で調べたところ、道の駅に展望台があり、つり橋や渓谷を眺められるようです。寄っておけばよかった~(;^_^A
まあ、それでも走りは快調で、午前8時30分、ロボット兵のオブジェがある公園に到着(^O^)/
すごい迫力です!
せっかくなので、ヘルメットを持ってもらいました(笑)
ロボット兵だけでなく、
いろんな方がいらっしゃいます(^O^)
すごくリアルですね。
ほかには特に何もない空き地のような公園ですが、それだけに無言で立っているロボット兵が哀愁を帯びて、遥か昔からそこにいたかのような雰囲気があります。
9:05 さて、ここからは、R326号を更に南下して、再びR10号に入り、延岡市内を抜けて、日向市に向かいます。
10:00 日向市のENEOSセルフ鶴町店で最初の給油。
給油機の前に停車すると、高校生かな?大学生かな?くらいの女性の店員さんが笑顔で「滋賀県から来られたんですか?」と話しかけてきてくれたため、「そうなんです。今日はこれから道の駅『なんごう』まで走ってランチして最後は佐多岬まで行くつもりなんですよ」と答えたところ、「なんごうの『マンゴーソフトクリーム』はおいしいですよ。ぜひ食べてみてください」とのこと。なるほど、楽しみ楽しみ~(^O^)。
なんだかんだ話をするうちに、セルフスタンドなのに、いつのまにか給油までしてくれて助かりました。本当によく気の付く素敵な店員さんでしたよ。ありがとうございました。
で結果は、5.57リットル、ここまでの走行距離は217km。燃費は驚異の39.0km/リットル!!
さすが青さん! 今回も驚きの燃費です(^O^)
このまましばらくR10号を南下、道の駅「日向」でトイレ休憩。
更にR10号を南に走って、宮の下交差点を左折、県道302号(高鍋美々津線)に入り、日豊本線沿いを進みます。
この道に入ってから、左手を走る日豊本線の向こう(海側)にずぅ~と高架橋のような物が見えていますが、その高架の上には何か板状の物が延々と並べられており、電車や車が走れるような感じには見えません。
実は、これは使わなくなったリニアモーターカーの実験線の上に設置された「世界一細長い太陽光発電所」だそうです。
今回のツーリングのコースを検討するためGoogleマップでこのあたりを見ていた時に日豊本線に沿って長く続く変な線を見つけて、調べてみたところ、民間企業が設置したソーラーパネルということがわかり、せっかく近くまでいくのだから、ぜひ見てみたいと思って立ち寄ったわけです。
実際に見てみても、やっぱりかなりインパクトがありますね。
立ち寄ってみて、よかったです(^O^)
※この写真撮影直後に日豊本線の車両が通過。カメラが間に合わず、青さんとのツーショットはかないませんでした(;^_^A
いろいろ楽しんだおかげで、予定より少し遅れています。
遅れを取り返すために、都農駅前で右折して、都農ICから東九州自動車道に乗って、一気にワープすることにします。
東九州道の田野ICを出て、県道28号を日南方面に向かいます。
さすが南国! 道路の左右に満開の桜がぽつぽつと点在しています。すでにたくさんの葉っぱがでている木もあります。
田野ICから約10分ほど走ったところで、満開の桜の木が見事な空き地を発見(^O^)/
ここで一休みしましょう。
すでに正午を過ぎています。
フェリーの船内で朝の5時半頃に朝食を食べたきりなので、さすがにお腹が減っています。でも今回のツーリングは、最初から時間的にゆっくりと郷土料理を楽しむというのは難しいし、できればそういうことにこだわらずに走りたいという思いもあったので、お店とかにはいかないつもりです。
でも空腹はなんとかしたい。
ということで、先ほどの道の駅「日向」で、宮崎名物「チーズ饅頭」を買っておいたんです。
3種食べ比べてみます(笑)
結果発表!!
第2位!
「らんみや」さん(写真一番下のオレンジの包装)!
お菓子として、とっても食べやすい。
中はこんな感じ↓↓↓
チーズ餡が柔らかめで少し甘みが強めです。美味しい~
そして、栄えある優勝は!
「SEIKADO」さんです!!(上の写真の一番右側「CM」って書いてある包装)。
甘さ控えめで、チーズがまさにチーズそのもので、あまり他では食べたことがない口当たりだったのが、わたし的には高評価でした。
中は、こんな感じ↓↓↓
しっとりとした皮の部分も美味しかったです(^O^)
とまあ、少しお腹も落ち着いたので、先に進みましょう(^O^)/
県道28号を南下、日南市街の一里松交差点を左折して、R222号に入り、道なりに海沿いのR220号に合流。
油津港、目井津港を越え、R448号に入って外浦漁港を越えると、道の駅「なんごう」。
本当ならこの道の駅「なんごう」でランチして、ガソリンスタンドの可愛らしい女性店員さんおすすめの「マンゴーソフトクリーム」をいただくつもりだったのに、時間の都合で全部パス。通過します。ほんま残念です。
そして、道の駅「なんごう」から海沿いの快走路を走ること約30分。R448号から左折して県道36号(日南フェニックス道路)に入り、野生馬で有名な「都井岬」を目指します。
少し進むと「駒止の門」というゲートがあって、野生馬保護協力金としてバイクの場合は100円の納付を求められます。
ゲートのおばさん曰く「ここから先は野生馬の生活圏。普通に道路上にも出てくるので、十分気を付けて走ってね」と。
日ごろの通勤で、鹿や猿などに遭遇することはあっても、さすがに馬に出会うことはありえない。ほんとに十分気を引き締めて走らないといけないです。
と、言っている尻から、
道路上に「馬」!
近くにバイクを停めても、すぐには逃げないです。
しばらくして、3頭一緒に道の向こう側を遠ざかっていきました。
と、更にその先にも!
「馬、馬、馬・・・」!
最初は、みんな道路中央に固まっていたのですが、バイクが近づいてくると、ゆっくりと路肩に移動して、道をあけてくれました。
慣れたもんですね(笑)
さてさて、ここまで来たのだから、せっかくなので「都井岬灯台」に行ってみましょう。
なんか変?
工事中で立ち入り禁止でした。残念(;^_^A
まあ仕方がないですね。気を取り直して、断崖絶壁に建てられた「御崎神社」に向かいます。
駐車場に到着(^O^)/
後ろに見える鳥居をくぐって下りていくようです。
後ろの崖の上にもお社が見えます。
ここに下りてくる来る途中、その断崖のお社に向かう道があったのですが、「危険な状態のため通行禁止」になっていました。これも、残念(;^_^A
いろいろ残念なこともありましたが、道路上を勝手気ままに闊歩しているお馬ちゃんたちに会えただけで大満足です(^O^)
都井岬には、これでお別れを告げて、大隅半島に向かうことにします。
少しずつ雲が増えて、明らかに天気は下り坂の様子です。
ネットの天気予報を見ると、今夜から大雨になるとのこと。
計画では、今日はこのままお宿に直行して、明朝、本土最南端の岬で日の出を見る予定でしたが、どうもそれは無理な感じです。
というか、明日は、佐多岬に行くのも難しいような天気が予想されます。
なので、なんとか今日中に本土最南端に到達しておきたいです。
当初、考えていたキャンプツーリングの場合、テント設営等を考えれば、時間的にとても厳しい状況ですが、計画変更してホテルを予約しているので、夕食の時間までに駆け込めれば大丈夫。時間的にはなんとかなりそうです。
現在、14:30。ここから佐多岬まで約120km、2~3時間って感じでしょうか。
一気に走りましょう(^O^)/
と言いながら、鹿屋市の手前のENEOSの札元SSで給油。さあ、どんなもんでしょう?
6.04リットル、前回給油した日向市のGSから233.5km。ということはで燃費は、38.7km/リットル!!
ここでも驚きの燃費を見せてくれました(^O^)
さあ出発。
と言いながら更に少し寄り道(;^_^A
お土産を購入します。
鹿児島のお土産と言えば、わが家では何をおいてもまずは「かるかん」!
いつもは鹿児島市内の「蒸気屋」さんで購入するのですが、今回はそこまで足を延ばすことは不可能なので、鹿屋市にある「御菓子司 青柳」さんに立ち寄ることにします。
餡入りと餡なし4つずつの箱入りを2箱購入。丁寧に包装してくれてたのはありがたいのですが、ここで約15分。焦って店を出たこともあって、お店の写真を撮り忘れました(-_-;)
※ ↑↑↑ 自宅に戻ってから撮影したものです(笑)。美味しかったですよ(^O^)
さあ、ほんとにここからは一気に佐多岬に向かいます。
で、17:30 佐多岬の駐車場に到着(^O^)/
駐車場から先は徒歩のみになります。
このトンネル↓↓↓を抜けて行きます。
トンネルを抜けて少し下りていくと、
本日2件目の御崎神社です。
ここから先も整備された歩きやすい道が続きます。
景色もいいですね。
そして、
ついに「本土最南端 佐多岬」に到着(^O^)/
風は強いですが、6時前だというのに、まだまだ明るい。明日は嵐のような天気らしいので、今日来ておいてよかったです。
さあ、目的を達したので、あとは急いでホテルに向かいましょう。
ホテルからは「6時までにチェックインをお願いします」と言われています。
ところが、駐車場までの道がずっと上りばかりで、体力的に結構辛いし、時間がかかる。
そんなこんなで、駐車場に戻った時点で、すでに6時を過ぎていました。
急がなければ!
でも知らない道で焦って事故ったら大変なので、ナビさんの案内を頼りに約5分で今夜のお宿「ふれあいセンター ホテル佐多岬」に到着(^O^)/
フロントの女性に遅くなったことを詫びると「全然大丈夫ですよ。でも心配していました」と優しい対応。雨風が凌げるバイク置き場も案内してくださいました。
お部屋は、こんな感じ↓↓↓
ベッドはセミダブルサイズで、一晩を過ごすには申し分ありません。
お風呂は、4階に展望大浴場があるとのこと。
荷物をほどいて、軽装に着替えて、ごそごそするうちに夕食の時間。
食事は、1階のレストランでいただくそうです。
今回のツーリングでは、あえて郷土料理店などのグルメを封印しているので、ここの夕食が唯一のご馳走になります。
楽しみです~
席に着くなり、とりあえずビールをいただきます。
すぐに、地元のお魚(ぶり、鯛、鯵、きびなご、水いか)のお刺身が出てきました。
十分すぎるご馳走です。
このあと、冷酒をちびちびいただいていたところ、揚げ物として「そら豆の天ぷら」が出てきました。これが絶品! 本当においしかったです。
このあと展望大浴場にのんびり浸からせてもらい、今日一日の疲れが消し飛びました。
それにしても、大浴場ではほかのお客さんはおらずに貸し切り状態で、食事の時(時間帯ごとに区切られていましたが)もレストランにいたのは私を含めて3組だけで、館内でも他のお客さんに出会うこともなく、こんなんで大丈夫なのかな?と少し心配になってしまいました。
とてもいい感じのホテルなので、「何年か後に来たらなくなっていた」なんてことにならないようにがんばって続けていただきたいものです。
これで、夕食付1泊1万円少しなのですから、めっちゃお得だと思います。
そんな良いホテルなのですが、1点だけ気になることを指摘しておきたいと思います。
それは、部屋のエアコンの横に掲げられえている絵画の額です。ベッドに寝転ぶと頭上、それもかなり高いところに掲げられていて、もし地震とかが起こって落下したら、その下で寝ている人の顔面あたりを直撃するのではないでしょうか?
考えすぎかもしれませんが、なかなか気になる場所、気になる高さです。
気になるなら寝るときだけ取り外せばいいのでしょうが、よく聞く話で、ホテルや旅館の壁の額の裏に神社のお札が貼ってあったって話があるでしょう。もし、これを外してみて裏にお札が貼ってあったら、やっぱりこれはかなり怖い一夜を過ごすことになりそうで、さすがそれはできなかったですね。
で、まあ触らなかったおかげかどうか、その夜は何事もなく、私は朝までしっかり熟睡させていただきました(^O^)
ちなみに、このホテルでは「最南端到達証明書」がもらえます(^O^)/
入口のところにたくさん置いてあって、自分で日付を記入するんです。
もちろん無料です(^O^)
☆2日目の走行距離:426.7km
『本土最南端(鹿児島佐多岬)へ!ツーリング(^O^)/その2』へつづく~
いつアップできるかわからないけれど~(;^_^A