第1回東北遠征③雨中の磐梯山から山形県米沢市、そして新潟市へと親子ツーリング編(^O^)/
【10月7日(金)】
午前5時30分、起床。
さすがにちゃんとしたホテルのちゃんとしたベッドは寝心地がいいですね~
少し早めの起床ですが、気持ちよく目覚めることができました。
このホテルの朝食バイキングは午前7時からなのに、なぜこんなに早く起きたのか?
実は当初の計画では、ホテルの朝食はキャンセルしてチェックアウト、そのまま喜多方市まで走り「朝ラーメン」を朝食にしようと考えていたのです。
ところが、そのプランを昨夜長男に話したところ「ホテルの朝食バイキングをキャンセルするのはもったいないやん。朝イチで喜多方まで行ってラーメンを食べてすぐに戻ってきたらホテルのバイキングに間に合うで~」とのこと。
朝から20km離れた喜多方市まで行ってラーメンを食べて、また20km戻ってきてホテルのバイキングを堪能しようという発想は私にはなかったですね~(笑)
私自身は、ラーメンを食べた後に朝食バイキングが食べられるとは思えないのですが、「こういう無茶ができるのも、相棒がいるからだ」とうれしくなって、そのプランに乗っかることにしました。
それにできれば朝食後には熱いコーヒーを1杯いただきたいという気持ちも強かったですしね。
ということで、昨夜のうちにフロントに連絡して、朝食の時間を一番最後の午前8時にしてもらっています。
と言っても、8時に戻ってくるのは難しいような気がします。
でもまあ、多少遅れても入店はさせてくれるでしょう。
早食いには自信がありますし、退店時間は守れると思います(笑)
荷物は部屋に置いたままでいいので、とりあえず着替えを手っ取り早く済ませて、午前6時過ぎには出発できました。
まだ雨は降っていません。
なんとか今日一日、こんな感じの空模様で過ごせたらいいのですが・・・。
午前6時50分、喜多方ラーメンの超有名店「坂内食堂」さんに到着(^O^)/
開店は7時ですが、すでに10人くらいが並んでいます。
7時ジャストに開店です。
先にレジでお姉さんに注文を告げてお金を払うと席が指定されるシステムです。
席について待つこと10分。
ついに登場しました「肉そば」!!!
見た目といい匂いといい、食欲をそそります。
昨夜は「もう食えん~」ってほどに満腹になって寝たのに「早く食べろ!」と胃が催促してきます。
コクはあるけどあっさりめのスープが、独特の太め縮れ麺とたっぷりのチャーシューをするすると我が胃袋にいざなってくれます。
約7分で完食(^^♪
余韻に浸る間もなく、ホテルにとんぼ返りします。
午前8時10分にホテルの部屋に戻った途端、部屋の電話が鳴りました。
「朝食会場にお越しください」との催促の電話でした。
駆け足で(といってもエレベーターですが)朝食バイキングの会場に向かいます。
席に着くと、長男は早速、パンや揚げ物などを取ってきましたが、私はさすがにデザートと飲み物程度しか入りそうもありません。
それでもデザートの種類も多く、熱いコーヒーもたっぷりいただけましたので、大満足です(^O^)
午前9時30分、チェックアウトを終え、いよいよ今回のメインイベント「磐梯山」に向かいます。
出発~~~♪
県道64号に出て「郷ノ原」交差点を左折してR49に入り「観音前」交差点を右折。
R121から会津若松ICで東北横断自動道に乗り、猪苗代磐梯ICを出て「道の駅 猪苗代」で一旦トイレ休憩(^^♪
トイレから出てくると、先ほどまでほとんど止んでいた雨が本降りになっています。
山の上はもっとひどい状況になっていると思われます。
安全運転で行きましょう。
まもなく「磐梯吾妻スカイライン」の入り口ゲートに到着。
全く先が見えません(-_-;)
まあでも「これも自然相手のツーリングの醍醐味」と気を取り直して、スタートです。
雨に加えて風の強くなってきています。
ただ、そのおかげで時々雲が切れて、少しだけ山容が見える瞬間もあります。
とは言っても、ほとんど視界はききませんし、路面は水浸しで少し油断をするとツルっと滑りそうな状態で、そんな中、緊張のライディングを強いられていた二人には「見えた見えた」「すごいすごい」「きれいきれい」と単純な感想を言い合うぐらいの余裕しかありません(笑)
でも、インカムを通して話をしながらの走行は楽しいですし、こんな天気でも「がんばろう!」と力が湧いてきますね。
そうこうしながらふとバイクのオドメーターを見ると「90,014km」!
今朝、出発するときに「午前中に9万キロを超えるはずやから、9万キロジャストでメーターの写真を撮らないと」と話していたのに、風雨との闘いの中で、すっかり忘れていました(;^_^A
ここで路肩に停めて写真を撮るのもヤバそうですし、9万キロジャストでもないので、写真撮影は諦めて、そのまま進むことにします。
午前11時15分「浄土平レストハウス」に到着。
店内に入ってゆっくり休憩したいところですが、全身びしょ濡れで、かっぱからもたくさんの水滴が滴り落ちています。
この状態で店内に入るのは、ちょっと気が引けるので、トイレ休憩だけで出発することにします。
当初の計画では、ここから徒歩で「吾妻小富士」に登る予定だったのです。
実は私が高校2年の時、福島インターハイが開催されて、私も弓道の県代表として参加し、帰り道に引率の先生がわざわざ「吾妻小富士」に連れてきてくれたんです。
その時は、登山にも興味がなかったこともあって「試合で疲れているのに、なんでこんな何も生えてないような山に登らなあかんねん」って思ったものでした。
その先生も数年前に亡くなり、なんか無性に登ってみたくなったのですが、今回は残念ながら、諦めるしかありません。
ってまあ登山できるような天気にはならないことが予想されたので、登山断念は昨夜のうちに決めていて、それで時間が浮いたこともあって、朝から喜多方まで往復できたのですが・・・。
バイクに戻って出発準備をしていると「あの~、ちょっといいですか?」と男性が二人声をかけてきました。
こんな雨の中、いったい何事か?と思っていると「福島テレビの者ですが、ここに来られた目的とか感想なんかをインタビューさせてもらいたいのですが・・・」と。
「はいはい」と引き受けたのですが、いざカメラを向けられるとめっちゃ緊張して「関西からわざわざ磐梯吾妻スカイラインを走りたくてやってきた」とか「雨で何も見えなくて残念です」なんて、あたりまえの話をしどろもどろにお答えしただけになってしまいました(;^_^A
更に間抜けなことに、カメラ前から解放されてホッとしている間に、長男のインタビューが終わってしまい、写真を撮ることができませんでした(;^_^A
旅の途中のちょっとおもしろい姿を撮る機会だったのに、残念⤵
まあ、仕方ない(^^;)
さて現在、午前11時30分。
予定より30分ほど遅れています。
先を急ぎましょう・・・でも安全運転で(^O^)
浄土平レストハウスから先(北側)は、磐梯吾妻スカイラインを象徴するような荒涼とした風景が現れます。
ちょうどそのタイミングで雨が小降りになり、見通しがよくなったのですが、そのあたり一帯は「駐停車・写真撮影」が禁止になっています。
なので、記念写真の撮影は諦めて、この圧倒的な風景をしっかりと目に焼き付けておくことにします。
ツーリングのガイド本やサイトなどに必ずといっていいほど取り上げられている訳がよくわかりました。
本当に素晴らしい風景とルートです。
さて、スカイラインもハイライト部分を過ぎて、下るに従って雨脚も少し弱くなってきました。
正午をまわり、2回も朝食を食べたのに、そろそろ空腹を感じてきています。
スカイラインを下って福島市に入り、「福島西部広域農道」との交差点を左折して北上、R13とのT字交差点を左折して、R13を西進して米沢市を目指します。
昼食は「米沢牛」を予定していますが、ランチタイムは2時までなので、間に合うか心配です。
頑張って走った甲斐もあって、午後1時30分過ぎに、米沢駅前の「鷹山公」さんに到着(^O^)/
駐車場に到着した途端に雨が強くなってきました。
お店の入り口前でかっぱを脱いで店内に入ったのですが、テーブル席は満席で畳敷きの和室に案内されました。
一応水浸しのかっぱは脱ぎましたが、それでもあちらこちら濡れているところがあるので、気を遣いますが、とにかく温かいものを一刻も早く体内に取り込みたいという気持ちが強く、恐縮しながらも遠慮なく上がり込みました。
で、早速、名物「うし丼」を注文します。
数量限定なので、残っているか心配していたのですが、大丈夫でした。
これで990円(^O^)
絶対お得ですよね~♪
お肉はとても柔らかくて、甘辛のタレが絡んで、ごはんが進みます。
二人とも5分ほどで完食。
大満足です。
さて、現在の時刻は、午後1時50分。
やっぱり30分ほど遅れています。
畳の上でゆっくりしたい気持ちもありますが、先を急ぎましょう。
お店を出て、鷹山公さんの駐車場に向かう途中にあるスーパー「キムラ」さんの軒下を借りて出発準備をして、午後2時に無事出発~(^O^)/
と言いたいところですが、無事とは言えないことが起こっていたのです。
その顛末は、のちほど~
さあ、ここからは、県道2号に出て一路南進、こちらも走ってみたかった裏磐梯方面の「西吾妻スカイバレー」に向かいます。
が、やっぱり雨、雨、雨で、視界が悪く、路肩に停めて写真を撮ろうという場所も見当たりません。
仕方ないので、どんどん南に進み「晴れていれば、さぞ楽しいだろうなあ~」という峠道の連続カーブを過ぎて、檜原湖に到着です。
湖沿いに更に南進してR459との交差点を右折、5分ほどで、これもぜひ走りたいと思っていた「磐梯山ゴールドライン」に入りますが、状況は同じく雨、雨、雨、・・・。
道路の左右に紅葉が始まった樹々が見えてきますが、目の前の濡れたカーブを越えていくのが精一杯で、ゆっくり楽しむ余裕もないうちにゴールドラインのおいしいところが終了(;^_^A
あとはナビさんの誘導に従って、県道33号からR49に入り、磐越道磐梯河東ICの先にあるエネオスさんで給油(午後3時50分)。
前回給油からの走行距離:264.7km
給油量:8.01リットル
燃 費:33.0km/リットル
青さん(GSR250S)としては平均的な燃費ですが、この雨の中、峠道を往復したことを考えれば、上出来だと思います。
ここまで来ると、9万キロを150キロほども超えています(笑)
ここから新潟市内まではR49を一気に西に向かって走ったのですが、正直これが本当にしんどかった。
再出発直後には、信号待ちで長男と離れ離れになってインカムの接続が途切れてしまい、直後の右折を長男に知らせることができず、私が右折して停車している交差点を直進していく姿がバックミラー越しに見えて大慌てしたり(結局、停車している私を長男が見つけてくれて事なきを得ましたが)、ナビさんに集落の中の細い道を抜けていくルートを案内されて訳もわからず右に左にとくねくねと走ったり、睡魔や豪雨、渋滞に襲われたりと、それまでの峠越えの疲れもあって、フラフラになりながらの約100km、3時間少しかかって、午後7時過ぎになんとか新潟市の「ドーミーイン新潟」に到着(;^_^A
四輪の駐車場の奥にバイクを置くスペースがあり、ここは屋根があるので濡れずに荷物が降ろせたので助かりました。
「さあホテルに入ろう」という時になって、長男が「帽子(赤い野球帽)が見当たらない。米沢のスーパーキムラの軒下で帽子を脱いでヘルメットを被った時にベンチの上に置き忘れたかもしれない」と青くなっています。
すぐに本人がネットでお店の連絡先を調べて電話を掛けたところ、そのままベンチの上に残っていたようです。
迷惑を承知で自宅への郵送をお願いしたところ、快く引き受けていただけたようで、本人は大変喜んでいました。
大切にしている帽子が無事に戻ってくることになって、本当によかったです。
スーパーキムラさん、心から御礼申し上げます。
「よかった、よかった」と言いながら、チェックインを済ませて、部屋に荷物を置き、夕食のために表に出ると、雨はほとんど上がっています。
今夜の夕食は、「みなとのマルシェ ピアBandai」にある「佐渡回転寿司 弁慶」さんを予定しているのですが、ホテルから徒歩10分あまりかかるみたいです。
雨が降ってなくて本当によかったです。
ここ「弁慶」さん(またしても写真撮影を忘れました)は新潟では大変有名な回転ずしのお店だそうです。
いろいろと珍しい地元のお魚が味わえるということだったのですが、入店した時間が遅かったせいもあるのか、期待していたほどの魚種はなく、まぐろやイカ、貝類などをいただきました。
さすがに評判のお店だけあって、1貫1貫が回転ずしのクオリティを超えていて、本当に美味しかったです。
で、最後に「せっかくなので」ということで「のどぐろ」のにぎりをいただきました。
今日は、朝から「喜多方ラーメン」、お昼は「米沢牛」、そして夜の「佐渡回転寿司」と食に関しては大満足の一日になりました。
その分、走りについてはフラストレーションが残りましたが、またいつかぜひ再挑戦したいと思います。
会津市内の観光も全然できなかったので、それも含めて絶対にもう一度来たいですね!!
お腹も膨れたし、あとはホテルに帰って体を休めたいと思っていたところ、バイク乗りであるだけでなく筋金入りの「鉄ちゃん」でもある長男から「せっかくなので、新潟駅を見学して帰ろう」との提案が・・・。
たしかにまっすぐホテルに帰るのも味気ないと思っていたこともあり、ぶらぶらと少し遠回りをして帰ることにしましょう。
新潟駅周辺には、いろいろと魅力的な飲み屋さんなどが軒を連ねていて「回転寿司も美味しかったけど、ここらあたりのお店でゆっくり地酒、地魚を味わうのもアリやったなあ~」なんて思いながら、駅に向かいました。
新潟駅は、大規模な改修が進められていて、改修が終わった部分はとても明るくきれいに整備されていました。
「鉄ちゃん」の長男は、新潟駅に来れて大喜びしています。
こういうところがいくつになっても、我が子ながら「かわいい」(笑)
そうこうしているうちに、午後9時を回ってしまいました。
ホテルに戻って、温泉大浴場に浸かり、ドーミーイン名物の「夜泣きそば」をいただいてから、ツーリング最終日に向けてゆっくり眠ることにします。
本日の走行距離:369.1km
ここまでの走行距離合計:1,137km
実は、今回のツーリングはあまり天気に恵まれなかったので書くこともそれほどないだろうと思っていたのですが、久しぶりの長男とのツーリングということもあって、帰宅して思い返すと書きたいことがいっぱい出てきてしまい、なんとなんと!? 全3回でも収めきれませんでした(;^_^A
ということで、最終日の様子は「第1回東北遠征番外編 青空広がる新潟県角田岬灯台を満喫!ツーリング(^O^)/」に続きま~す(^O^)