オートバイ総記(青とウロウロ)

青さん(GSR250S)との極上の日々(^O^)/を不定期に綴っています。

北関東出張ツーリング!(4)


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さてさて、華厳滝駐車場を出発して、いろは坂を下ります。


上りの第二いろは坂に比べると、カーブはキツイし、結構な下りやし、道幅も狭いところが多いし、で、なかなかに緊張しながらの後半戦スタートとなりました。

でも、こういうところでも、MT-07は、いいですね(^o^)
下りのヘアピン手前のブレーキングも不安ありませんし、本当に素直によく曲がります。

緊張しながらもコーナーを楽しんでいると、アッと言う間にいろは坂を下り切り、わたらせ渓谷に向かうR122へと右折です。

次に向かうのは、わたらせ渓谷鉄道足尾駅です。

映画「海街diary」のロケにも使われた、とても雰囲気のある駅舎とのことで、楽しみです。

R122はとても走りやすい道です。

安全運転、安全運転と、呪文のように唱えながら、ここまで自らを、律してきたのですが、ここに来て、道はほぼ直線、前方には車はありません。

頭の中で「行けー!」の声が響きます!

ダメ!っと思う間もなく、右手が、ぐぃっとアクセルを開けていました。

今までの穏やかさは、なんだったんだというような強烈な加速感!
危うくハンドルから手が離れてしまうところでした(^_^;)
やっぱり、さすが大型バイクですね。
あまりにも乗りやすいので、すっかり250ccのつもりで操作した自分がバカでした。以後、気をつけますm(_ _)m

それでも、安全運転、安全運転と唱えながら運転する分には、私にとっては、とってもいい子です。


てなことをやりながら、ほとんど車に会うこともなく、30分ほどで足尾駅に到着しました。

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ねっ!   いいでしょ!!

白い壁、青い看板、赤いポスト、そして白いMT-07…、絵になりますね~(*^^*)

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なんか、「旅情」って言葉がピッタリです。


でも、当分、列車は来ないようなので、近くにある足尾銅山を見学していくことにします。

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ものの3分ってところですかね、アッと言う間に到着です(^o^)

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なるほど!

受付でチケットを買って、待つこと15分、見学者を洞内へ誘うトロッコがやって来ました。

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ロッコに乗ったまま見学するのかなって思っていると、洞内に入るとすぐに停車。
車内のアナウンスで、見学方法なんかの説明をしていたようなのですが、ガタゴト、ガーガーとうるさい上に、放送のボリュームが小さくて、何を言ってるのか、全然わかりませんでした。
止まったままのトロッコは動きそうもありませんし、このまま座っていても、多分、事態は好転することはないでしょうから、とりあえず、降りることにします。

まあ、スタートはこんな感じでしたが、洞内は、ホント、よかったですね、いい勉強にもなりました(^O^)/


さて次は、今回、どうしても立ち寄りたかった富弘美術館です。

事故により首から下の自由を奪われるも、口に筆を加えて、絵や文字を書くことに取り組んで、世界的に評価される水彩画家となられた星野富弘さんの作品を展示している美術館です。

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この地のご出身ということで建てられたようなのですが、草木湖のほとりの広々とした敷地に円筒形の展示室をいくつも集めたような美術館が実にいい感じです。

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館内には、作品以外にも、星野さんの若い頃の写真や、練習のために書いた絵や字なども展示されていました。

記念に絵葉書でも買って帰ろうと、ショップに立ち寄ったのですが、どれもこれも欲しくて、あれもこれもと迷っているうちに、気がつくと予定の時刻を過ぎているではないですか!

何度も言いますが、熊谷に着くのが遅れると、今日中に帰れなくなるんです。

すぐに出発しなければ!

まだまだ名残惜しいですが、富弘美術館に別れを告げて、次に向かいます。

次は、神戸駅に立ち寄るつもりでしたが、残念ながら、パスします T^T

でも、最後、上神梅駅は見ておきたい!

では、気合を入れてフルスロットルで!ってわけにはいきません。先ほどのことがあるので、あくまで安全運転安全運転。

というか、この辺りから、車が増えていて、ほぼ制限速度プラス10キロ程度しか出ません。
当然ながら、一気に抜き去る勇気はありませんから、後ろをついていくしかありません(^^;;

ややイライラの時間でしたが、神戸駅をパスしたおかげもあって、ほぼ予定時間に上神梅駅に到着できました。

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この駅舎は、国の登録有形文化財だそうです。

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雰囲気ありますよね~(*^^*)

ちょうど列車が到着する時間に間に合いました。

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う~ん、いい!
やっぱり、旅情  ですね~

しかししかし、いつまでも旅情に浸ってるわけにはいきません。

今の時刻は、15時8分。

これから、南海部品熊谷店にバイクを返して、徒歩10分のひろせ野鳥の森駅から17時05分発の秩父鉄道に乗らなければならないのです。

でも、ほぼ予定通りやってこれたので、あと2時間あります。南海部品までは、50km弱、途中で給油しても余裕でしょう。


ところが、ここからが混む混む!

渋滞ってわけじゃないんですが、なんか快調には走れない。

進む道は、当然ながら、ナビさん頼りなのですが、なんかやたらと右や左に曲がれと言ってくるんです。
太陽の向きからすると、どう考えてもそっちは反対やろっていうような道に行こうともするし、もうどっち向いて走ってるかわからなくなって、そのまま走っていると、自分の案内に満足しているのか、ずっーと、何にも喋らへんから、もっと不安になるし…

それでもなんとか熊谷には近づいてきているようですが、思った以上に時間がかかってます。

ガソリンを入れなきゃいけないのですが、あんまり手前で入れるわけにもいかず、とりあえず南海部品まで行って、近くのスタンドを教えてもらうことにします。

で、なんとか17時前に熊谷店に到着。

今、このままバイクを乗り捨てて駆け出したら……、としても、私の足では、17時5分の電車には間に合わないでしょう~_~;

諦めて、スタッフさんに最寄りのスタンドの場所を聞き、満タンにして、無事お返し致しました。

さてさて、困ったことになりました(^^;;

駅への道を、ヘルメットやメッシュジャケットを抱え、出張の資料やギョウザふりかけポテチの入ったザックを背負って、トボトボと歩きながら、ダメ元で、iPhoneのロクちゃんを取り出して、yahooの路線情報に相談してみました。

するとなんと!「次の17時39分発でも大丈夫。19時までに東京駅に着けるよ」とおっしゃるではありませんか!

いや~、よかった。

帰りの新幹線は、ぷらっとこだまのチケットなので、遅れると大変なことになるんです。
ぷらっとこだまは、こだまなので、時間はかかりますが、安いし、ドリンクが1本付いてくるので、東京出張の帰りには、よく利用させてもらいます。

ただし、こいつはお得な反面、一切の変更がきかないという、とても頑固一徹なチケットなんです。

当然、列車の変更はできないですし、乗車駅の変更もできないんです。
乗り遅れた時点ですべてパー!
一銭も返ってきませんし、あらためてみどりの窓口で、チケットを買うしかないんです。

でも、大丈夫!
間に合いそうです。

足取りも軽く、ひろせ野鳥の森駅に到着(^o^)

電車が来るまで、まだ結構、時間があります。
念のために、もう一度、ロクちゃんで確認します。

出発時間は17時39分で、到着時間は18時56分、よしよし。
経路は、秩父鉄道で熊谷へ出て、
エっ~?
新幹線あさま

なるほど、だから間に合うのかと納得(^_^;)

他のルートも見てみると、特急利用になってます。
ただし、特急だと東京着が19時12分。
新幹線は、19時26分発。
お土産も買わなきゃならないし、何より極度の方向オンチのため、駅構内で迷う可能性が極めて高いことから考えると、12分着は危険過ぎます。

料金は高いですが、ここは迷わず、新幹線を使うことにします。

まあ、関西に住んでると、北陸新幹線に乗る機会って、あんまりないので、これはこれで、いい経験です(^。^)

熊谷で新幹線の自由席のチケットを買って、ホームに上がり、どうせなら一番前に乗ろうと待っていると、「次の列車は大変混雑していて自由席車両には乗れないかもしれないので、自由席利用の方は指定席車両のデッキや通路を利用してください」というようなアナウンスが流れました。

まあ、そうは言っても大丈夫やろって思っていると、しつこいくらい何度も何度も繰り返しアナウンスされるので、これは素直に従ったほうがいいかもと思い直して、後ろの方に移動。

しばらくして、列車がホームに入ってきたら、前の方は通路までぎっしり満員、まるで通勤電車のようです。

指定席車両の方は、立ってる人は誰もいなくて、無事、デッキに居場所を確保できました。

何度もアナウンスしてくれた駅員さんに感謝です。

結局、40分間立ちっぱなしでしたが、時間通り東京駅に到着して、お土産を買って、夕食のお弁当を買って、ぷらっとこだまのサービスのビールをいただいて、こだま683号に乗ることができましたとさ。めでたし、めでたし\(^o^)/

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