京都 宮津(天橋立)ツーリング(^O^)/
令和2年10月最初の日曜日。
ここ数日、秋晴れの日が続いていました。
明日以降も秋晴れの日が続くみたいです。
それなのに、ツーリングを計画した今日に限って、今にも降り出しそうな重苦しい空模様です。
でもまあ仕方ない。
多少の雨は覚悟で、ツーリングに出発しましょう(^O^)/
本日は、山・川・海を堪能しながら、京都府の北部、宮津市にある京都丹後鉄道の天橋立駅まで、長男とふたり旅です。
〔8:00AM〕
ほんとに今にも降り出しそうというか、降ってるんちゃう?って思えるくらいのうす暗さの中、とりあえず、まずは給油へ!
当初は、7時半頃には出発したいと思っていましたが、なんやかんやでいつものようにスタート時点から30分押しです。
でもまあ、なんとか無事(?)に出発。
まずは、R367を北上して葛川梅ノ木を左折、県道781号(県境を越えてからは府道110号)を京都市左京区北部の久多へ向かいます。
久多を過ぎ、急な山坂道を上りきると「能見峠」です。
ここは道路幅も狭く、空きスペースには軽自動車が停まっていたこともあり、素通りして下り坂へ。
しばらく行くと、川沿いの道に出ます。
このあたりから川沿いの道を進むのですが、川の水がめっちゃ透明(^O^)
少し青みがかった透明の水が、本当に「さらさら」という音を立てて流れているようです。
そのままもう少し行くと、府道38号に突き当たるので、ここで右折。
ぐんぐん高度を稼いでいくと、間もなく「佐々里峠」に到着。
ここは、バイカーにも有名な峠のようで、駐車スペースも広く、石室なんかもあったりして、「ちょっと特別な峠」って感じです。
普段あまり走ることのない山坂道を1時間近く走ってきたので、少し予定より遅くなっています(もともとスタート時点で30分も押してます)が、ここで10分ほど休憩します。
ここから先は「ほぼ林道!」というような区間もあったりするので、少し気持ちを新たにしてリスタートしましょう!
しばらくは清流に沿った走りやすい道路が続きます。
この清流は「佐々里川」というらしいのですが、しばらく走ると少し川幅が広い川と合流。
ここからはこの川に沿って進みます。
事前準備がいい加減ということもあるのですが、この川の名前がわからず、帰宅してから地図で調べてみると、なんと「由良川」ではありませんか!!
まだまだ子どものような由良川ですが、実はこのあと宮津に向かう途中で見事に成長した由良川と再会することになるのです。
この時点ではそんなこととはつゆ知らず「やっぱり山の中の小さな川はきれいだよね」程度の感想しかなかったのですが、後で「由良川」と知った途端「やっぱり子どもとは言っても『由良川』だね。オーラが違ったよね」なんてバカで勝手な感想を言ったとか言わなかったとか(笑)
さてさて子ども由良川に沿ってしばらく進み、田歌の集落の手前、「田歌舎」というカフェのところで右折して、いよいよ林道に突入です。
ぐんと道幅が狭くなって、舗装がめくれて水たまりができているところ、小石や砂が浮いている下り坂、落ち葉が溜まっている路肩など、スリップ注意報満載のような道が続きます。
そしてそこからぐいっと上ると、少し開けたところになり車が2台停まっています。車の横には折り畳みチェアを出して写真撮影などをされています。
ここが、五波峠です。
一度来てみたかった峠です。
山歩きのスタート地点になっているようで、駐車スペースもたっぷりあります。
せっかくなので、石碑の前で記念撮影(^O^)/
山中の厳しい道を走破してきて、2台とも誇らしそうな顔をしています(^O^)v
この時点でも、予定より遅れていますが、少し取り戻せたようです。
とは言っても焦りは禁物。しっかり休憩を取ってから、リスタートです(^O^)/
ここからはしばらく下って、府道224号に出て、八ヶ峰家族旅行村の前を通過(こんな天気ですがキャンプを楽しまれている方がおられます)、気持ちよく走り続けて、あっという間にR162に合流です。
ここから7kmほど西に走って、坂本駐在所前で右折、府道16号で北進します。
途中、大きなヘアピンやループ橋を越え、舞鶴小浜自動車道をくぐり、トンネルを抜けると間もなく、潮の香り、海辺の気配が感じられ、若狭湾沿いを走るR27に突き当たります。
R27を西に向かって、舞鶴を目指して海沿いを走ります。
R27は、昔、せっせと波止釣りに精を出してした頃、本当によく利用させていただきました。
ただいつも、なぜかやたら混んでいたり、事故渋滞があったりと、あまり気持ちよく走ったという思い出がなかったのですが、今日はクルマもそんなに多くなく、気持ちよく流れに乗って走れました。
東舞鶴から西舞鶴と走り抜け、釣りの時にも集合場所として利用させていただいた道の駅「舞鶴港とれとれセンター」でトイレ休憩(^O^)/
さあ、これで尿意の心配もなくなったので、出発しましょう(^O^)
道路はとれとれセンターに入る少し前からR175に変わってます。
ここから一気に宮津を目指します。
R175を快調に走ること10分ほどで、由良川にかかる大川橋に到着。
橋を渡り切って右折して北進、さらに10分ほどで河口に到着です。
先ほどの話に戻りますが、京都北部の山中で見たあの全く汚れを知らないような清流が大きく成長して、今や京都を代表する大河としてこうして目の前をゆったりのったりと流れている姿を見ると感慨もひとしおですね(^O^)
って、帰って確認するまでは同じ川だとは全く思ってなかったのですが(;^_^A
まあそれはそれとして、由良川の河口は本当に素晴らしい景色ですよね。
海に流れ出している大きな河川の河口あたりは大体、川岸ギリギリまで道路や建物があったり、船着き場になっててたくさんの小舟が係留されてたりで、川と海と空と砂浜が一度にどーんと見られることは少ないように思います。
でも由良川の河口は、それらが視界いっぱいに広がっていて、圧倒されるというか、ただただ茫然と見入ってしまう美しさがあるように感じます。
すばらしい~~~
でもまあ今日はゆっくり見入っている時間もないので、横目で眺めながら、先を急ぎます。
バイクにまたがっているだけといっても、やっぱりお腹は空いてきます。時計を見るともうすぐお昼に時間になります。
今日のランチは、宮津のソウルフード「カレー焼きそば」をいただく予定です。
日曜日ということもあって、ランチタイムで混んでいるかもしれないので、なんとか12時までにお店に到着したかったのですが、ここからお店までは約20分程度とナビさんも言っているので、少しお昼は回りそうです。
待たずに座れることを願いながら、焦らずあわてず走って行きましょう(^O^)
12時を少し過ぎたあたりで、お店に到着(^O^)/
「絵梨奈」さんで~す(^O^)/
見た目、普通の喫茶店です。
でも、すごくおいしい「カレー焼きそば」がいただけるそうです。
お店の中も、テーブル席が3つとカウンターだけで、昔ながらの普通の喫茶店って感じ。でも、それはそれでとても落ち着ける雰囲気です。
お店の方はとても元気で愛想もよくて、気持ちいいです。
早速、カレー焼きそば2つと、おすすめの食べ方(麺を食べ終わったあとにライスを投入する)のためにライスを1つを注文。
料理が出てくるまでの間、店内をきょろきょろ見ていると、カウンター上の壁にはたくさんの色紙が・・・。有名人も結構来店しているようです。
ほとんど誰なのかわかりませんが、一番手前のは、大きな目玉の絵と「小さなことからこつこつと」と書かれていることからたぶん「西川きよし」師匠でしょうね(笑)
そしてわれわれの席からテーブルをひとつ挟んで、その向こうのテーブル席に座っている中~高齢の男性3人。いかにもバイカーって雰囲気、ファッション、会話内容です。
お話しの内容から、たぶん高価な大型輸入車に乗っておられる方たちのようです。
そうこうしている間に、カレー焼きそばが登場!
スープ状のカレーに焼きそば(関西で言うところの「黄ィそば」)がド~ンと浸かっています。なかなかのボリューム(^O^)
味は、辛すぎず薄すぎず、コクのあるスープが麺にからんで、おいしいです。
野菜もたっぷりで、食べ応えがありますね。
麺が終わったので、ライスを投入。
麺だけでもボリュームがあったので、ライスは長男と分け分けしました。ライスお皿半分の量で、このくらいの感じになります。量的には十分過ぎるほどですね(笑)
で、これがまたおいしいおいしい(^O^)
見た目はシャバシャバしてて、ちょっと頼りないのではと思ってましたが、ルウにほどよいコクがあるのにしつこくなく、一杯やったあとの〆のお茶漬けのようにさらさらといただけました。
でも、さすがはカレーですね。気がつくと額や鼻の頭には汗がにじんでます。
こういう食べ物、大好きです。大大大満足(^O^)/
さて、次は京都丹後鉄道の「天橋立駅」に向かいます。
鉄ちゃんでもある長男は、最近「鉄印帳」なるものを始めまして、全国のローカル鉄道40社の駅巡りをしています。
京都丹後鉄道もその40社に含まれていて、天橋立駅で鉄印(全国の社寺でいただける「ご朱印」の鉄道版)がいただけるそうです。
「絵梨奈」さんから府道2号を約3km、10分弱で到着です。
コロナも一段落したからか、駅前の通りには思っていた以上にたくさんの旅行者と思われる男・女・カップル・家族連れ等々がウキウキと歩いています。
駅前広場の駐車スペースにちょうど一台分の空きがあったので、2台を並べて駐車。
長男は、「鉄印」をもらいに駅の中に、私はトイレに~
間もなくして長男が無事に鉄印を頂戴して戻ってきたので、帰路につくことにします。
帰りの道中では、まず由良川鉄橋で記念写真を撮って、付近でお土産を購入する予定です。
現在午後1時。
由良川鉄橋を列車が渡る時間に併せて写真を撮りたいので、あまり時間的余裕がありません。
ということで、出発(^O^)/
ほぼ往路と同じ道を戻っていきます。
府道2号からR178、約15km。
20分と少しで、R178沿いの由良川鉄橋たもとの撮影ポイントに到着。
13時38分に丹後由良駅を発車した上り列車が13時40分頃に鉄橋を通過するはずです。
列車が来るまでの間、付近をうろうろして、撮影場所を探します。
ほどなくして、列車が近づいてくる音が・・・。
かわいらしい1両だけの車両が、ほんとに「コトコト」って感じで橋を渡っていきます。
青さんたち(GSR250S&CB400SF)とのスリーショット、撮影完了(^O^)/
次は、R178の少し先にあるローソンの向かい側に河原に入って行く細い道があって、絶好の撮影スポットになっていると聞いているので、そちらに向かいます。
約15分後に丹後神崎駅を発車した下り列車が鉄橋を通過するので、それをバックに青さんたちを写真におさめる計画です(^O^)
その撮影スポットは歩いて行けるほどの距離しか離れていなかったので、すぐに到着。
すでに3組ほどの人たちがカメラをかまえて列車の到着を待っています。
遅れてはならじ!とこちらも気持ちが焦ります。
バックに鉄橋がうまくおさまる位置に青さんたちを並べて停めて、ベストなアングルになる場所を探して、周辺のうろうろ。
ここでは望遠レンズを使って、青さんたちと列車の距離をぐっと詰めたような、圧縮効果の効いた写真を撮りたいと考えています。
青さんたちを停めた場所からかなり南に行ったあたりの土手の上がベストのようです。
うん、いい感じ(^O^)
さあ、あとは列車が予定通り通過してくれるのを待つだけです。
・・・・・・。
予定の55分を過ぎても列車が来ません。
???。
あれれ~、おかしいなあ~
JR線であれば、遅延や運休は日常茶飯事。
ひょっとして「車両点検のため遅延してます」とか、それとも時刻表を見間違えたか?
5分ほどそのまま待ちましたが、全然くる気配なし。
とりあえずバイクの近くにいる長男に電話して「列車、遅れてるんやろか?」と確認したところ、「さっき白い列車が通ったやん! うっそ~、気ィつかへんかったん?」とすっかりあきれられたような返事が・・・。
どうも、撮影の足場を固めたり、カメラの設定を確認したりしている間に、こそ~っと(長男は「ちゃんと通過音も聞こえた」と言ってますが)通過して行ったのではないかと思われます(;^_^A
なんとも情けないやら、悔しいやら・・・。といって、次の列車通過まで待つのもなあ~
仕方ないので、列車なし鉄橋のみのバックで青さんたちのツーショットを撮影(^O^)
まあ、橋のたもとで列車と撮れたから、「よし!」としましょう(苦笑)
では、お土産を買うために、少し戻って地元の有名酒蔵「ハクレイ酒造 天の蔵(あまのくら)」に向かいます。
ネットで調べたところ、ここは日本酒はもちろんのこと、なぜかチーズケーキが絶品らしいのです🤤
丹後由良駅の近くなので、5分ほどで到着。
チーズケーキは、冷凍で売られています。
「半熟チーズケーキ」と言って、とろけるような食感が楽しめるそうです。
日本酒は、いろいろと並んでいましたが、純米大吟醸無濾過生原酒「真名井」をチョイス(^O^)/
名泉・天の眞名井と同質同系の水で仕込まれたお酒だそうです。
なんかすごくおいしそう(^O^)
(帰宅して早速いただきましたが、ほんとに飲みやすくて、大吟醸だけれども軽すぎない、旨味を感じるお酒でした。ちなみに食後に半熟チーズケーキもいただきました。こちらも食感、味ともに絶品でしたよ。ただほろ酔い状態でいただくことになったため、写真を撮るのを忘れました(;^_^A)。
さあ、お土産も買ったし、あとは一気に家に帰って、お酒とデザートを堪能したいものです。
と思って店を出ると、遠くから踏切の音が・・・。
丹後由良駅を出発した、次の列車が来るみたいです。
次の列車はもっと後になると思って端からあきらめていたのですが、こういうことならもう少し早くお店を出て、先ほどの撮影場所に戻ればよかった~~~~
自分のリサーチ力が足りないことを棚に上げて「チッキショ~! 丹後鉄道め!!」と悔しがっている目の前を一両だけの可愛い列車がゆっくりコトコトと通り過ぎていきました(;^_^A
まあ、目の前で列車が見れたので、これはこれで「よし!」ってことで帰路につきましょう(^O^)/
ここからは、R175からR27を経て府道28号を走り、舞鶴東ICから舞鶴小浜自動車道に乗って小浜ICまでワープ、福井県道24号からR303に出て、「保坂」交差点で右折してR367に入り、朽木を通り、今朝、久多に向けて左折した「葛川梅ノ木」の交差点を通過、渋滞も道に迷うこともなく、約2時間半で無事帰宅しました。
長男とは今回のツーリングで何回目になるのだろう?
一緒にあちらこちらにツーリングに行ったりしていましたが、4年半前に彼が就職で東京に転居することが決まり、「次はいつ一緒にツーリングできるかわからないな」ということで、一緒に四国へのツーリングに出かけました。
ところが、2年半前に大阪勤務になって我が家に戻ってきたことから、またまた熊野三山や淡路島へのツーリングに行くことができました。
その長男もまた転勤で関西を離れる可能性が高くなってきたことから、「ほんとに次はいつ一緒に走れるかわからない」という焦りもあって、疲れてる彼を半ば強引に誘って宮津までのツーリングを敢行しました。
ほんとはどこかで一泊でもして、ゆっくりと話もしたかったのですが、「インカム越しでいろいろな話をしながら走って行くというのもバイカーらしくていいかぁ~」と自分を納得させながらのツーリングとなりました。
またいつか近いうちに長男とツーリングができたらいいなあ~、それまで元気に安全運転に徹して、バイク生活を楽しみたいものです。
総走行距離:301.5km
給 油 量:8.0リットル
燃 費:37.7km/リットル
やっぱり青さんの燃費はすごい(^O^)/