端っこ旅⑨ 本州最南端「潮岬」ツーリング 1日目(^O^)/
思い返してみますと、我が「端っこ旅」も第9弾となるみたいです。
「みたいです」というのは、当初から特に数えていたわけではなくて、たまたま今、数えなおしてみると、どうも「端っこを目指した旅(ツーリング)」としては、9回目になりそうだということなんです。
過去の「端っこ旅」は・・・、
第1弾 2015年5月 本州最西端「毘沙の鼻」(山口県)
第2弾 2015年9月 知多半島「羽豆岬」(愛知県)
第3弾 2016年8月 本土最北端「宗谷岬」(北海道)
第8弾 2022年3月 本土最南端「佐多岬」(鹿児島県)
そして今回が第9弾 本州最南端「潮岬」ということになります(^O^)/
まあ、これ以外にも「端っこ」に到達した旅はあると思うのですが、目的地として設定し、そこに到達したという意味で、上記を挙げさせていただきました。
今年は、やたらと梅雨が早く明けてくれ、「さあ、真夏のツーリングへ!」と思っていたら、ここのところ不安定な空模様が続いています。
今回も数日前までの週間予報では「晴/くもり」だったのですが、前日には「くもり/雨」に・・・。
そして、当日には、明け方から大雨が降っていました。
まあそれでも、出発の朝8時頃には、ポツポツ程度の降りになったので、甚だ不快ではありますが、とりあえず「レインスーツ」を着こんで、なんとか出発できました。
7月10日(日)
8時に自宅を出発し、R24号や京奈和道路を乗り継いで、橋本ICを出て、紀ノ川を渡り、R371に入ります。
紀伊半島を南下するコースはいろいろとあるのですが、今回は奈良県を縦断しながら、奈良県らしいくねくね道を行こうということで、事前にナビさん(Yahooカーナビ)と入念に打ち合わせを行い、R371をのんびり南下していくコースを選択しました。
10時半過ぎ、R371に入ってすぐに、こんな感じの道になります。
低速のねばりと250ccの取り回し良さが自慢の青さん(GSR250S)にとっては、大好物の勾配、くねくね、道幅です。
こんな道ですが、時々バイクや走り屋風のクルマもやってきます。
出会いがしらに、そういった方たちとごっつんこしないように、キープレフトでのんびり進みます(^O^)。
道中、「高野山」の案内表示がたくさん出てきますが、今回は高野山に寄らずに奥の院の交差点を南下します。
11時10分、R371を走ってきたはずなのに、このT字路では、右も左も「R371」です(;^_^A
私は・・・、当然左折です。
龍神スカイラインは以前に少しだけかじったことはあるのですが、今回は端から端まで走ってみます。楽しみです(^O^)
しかし、木々に囲まれて涼し気なのに、私は蒸し暑くてたまらない。
そうまだレインスーツを着たままだったんですね。
もうすっかり雨も止んで、晴れ間も見えてきたので、この蒸し暑いレインスーツはさっさと脱いでしまいましょう。
と路肩に停めてごそごそとやっていると、爆音とともに3台のスーパースポーツが!
「あんなスピードでカーブに突っ込んでいくなんて!」と見ていると、ほんと見事にスパッと切れ込んで、3台が連なってカーブを曲がっていくんです!
こんなところどころ濡れた路面で、すごいなあ~と感心しつつ、私は私のペースでトコトコと進んでいきます。
途中で、やたらとバイクとクルマが停まっている駐車場(道の駅)があったのですが、ついついやり過ごしてしまい、あとで調べたら「ごまさんスカイタワー」という道の駅で、眺望がすばらしいとのことのようです。
事前のリサーチでチェックできてなかったのが悔やまれますが、まあ雨が止んだと言っても、まだまだ雲だらけで何も見えなかったはずということにしておきます。
雨模様で出発が少し遅れたことと、慎重に走ってきたこともあって、予定より少し遅れ気味です。
計画では、次の「道の駅龍神」で昼食の予定でしたが、休憩と水分補給だけにして、次に進みます。
りっぱなログハウス風の建物でした。
R371は、ここからもどんどん南下して、龍神温泉を過ぎてから、少し西に振ってから、また少し東に戻って、更に南下していきます。
このあたりまで来ると、走り屋たちの姿もほとんど見なくなり、時々ツーリングのバイカーとすれ違う程度になってきます。
ほんとに気持ちのいい道が続いていて、たまりませんなあ~(笑)
その後、長くお世話になったR371とは、栗栖川の三叉路でお別れして、R311で南紀白浜方面に向かいます。
白浜の手前でR42に入り、南紀白浜ICから「紀勢自動車道」に乗って、終点の「すさみ南IC」まで走り、再びR42に戻ると、海沿いの快走路になります。
5分も走ると、ついに串本町です。
南国の海岸!って感じです。
風が気持ちいいです(^O^)
潮岬に行くまでに、せっかくここまで来たのですから、少し寄り道をしていきます。
和深で県道39号を左折、北上します。
清流古座川の支流沿いに、再び山の中のくねくね道を走ること20分ほどで到着!
「一枚岩」です(^O^)/
後ろに見える崖状のモノが、縦150m 幅800mの1個の大きな岩なんです。
国の天然記念物だそうです。
国内には、三大一枚岩として、ここと、鹿児島県屋久島の「千尋(せんぴろ)の滝」、新潟県佐渡島の「大野亀」が有名らしいのです。
「千尋の滝」は数年前に屋久島に行った(ツーリングではなくトレッキング)時に実際に見たことがあるので、あとは「大野亀」を残すのみ。
また行きたいところが増えました(;^ω^)
佐渡島は、ツーリングでも行けるので、ぜひ実現したいですね。
現在時刻は、午後2時40分。
ここからは一気に「潮岬」を目指します。
が、せっかくなので、本州最南端に向かう前に、紀伊大島に渡り、これも以前から行ってみたかった「樫野崎」に寄って行きたいと思います。
R371で海沿いに出て、R42で串本市内に入ります。
市街地を抜けて少し行くと、串本大橋が見えてきます。
大きなループ橋を登ってから白い大きな橋で紀伊大島に渡ります。
右側のスロープ状の高架がループ橋で左に半分見えている串本大橋につながっています。
紀伊大島は思っていたより大きくて結構走って「樫野崎」に到着!
ここには、トルコのエルトゥールル号遭難事故に関する遭難者と地元住民の方の決死の救難作業やその後の友好交流を記念した慰霊碑や「トルコ記念館」などが建てられています。
トルコに親日家が多いと言われるのは、この事故で献身的に対応に当たった地域の方々のおかげなんですね。
いろいろときな臭い出来事の多い昨今ですが、国や政治家に頼り過ぎずに、地道に民間交流を続けることの大切さを実感させてくれます。
そして、その先には、樫野崎灯台が見えてきます。
日本最初の洋式石造り灯台だそうです。
りっぱな灯台です。すぐ近くまで行けるのも、うれしいです。
灯台からは、太平洋が一望できます。
海も空も、でっかいですね!!!
ずっと見ていたい絶景ですが、すでに午後3時半を回っています。
今回の最終目的地「本州最南端 潮岬」に向かいましょう(^O^)/
串本大橋まで戻り、橋を渡って左折すれば「潮岬周遊道路」で岬を半周すれば到着です。
が!
ナビさんによると、こちらのコースは最南端の少し手前で「通行止め」になっているとのことで、一旦R42に戻って半島の西側周りで行くようにとの指示。
過去にはナビさんとはいろいろとトラブルもありましたが、今回はここまでいい関係で進んできています。
ここは、素直にナビさんの意見に従うことにします。
まあそれほど時間は変わらないと思いますしね。
実は、今回、天気の心配がなかったら「キャンツー」を考えていたのです。
しかし、潮岬の広大な芝生のキャンプ場は閉鎖中(期間限定でオープンするようです)で、ほかには近隣にキャンプ場が見当たらず、まあ天気もめっちゃ不安定らしいということもあって、あきらめたのです。
ただ、もし天気がよかったら「野宿」もありだなということで候補に挙げていたスポットがあって、この西回りのコースだとその前を通ることができます。
せっかくなので、次回に備えて情報収集をしておきましょう。
で、結果としては、ソロテントを張るのはスペース的には問題なさそうでした。
ただ「キャンプ場はこの先1.1km」と書かれた大きな看板が設置されていたことから考えると「キャンプは遠慮してほしい」という感じですね。
まあ、そりゃそうでしょうね。
でもまあ、端っこの方にテントないしはマットのみでシュラフに入って野宿する分には追い出されることはないのでは・・・と思いました。
どうでしょうね(笑)
このあたりからは、潮岬灯台が見えます。
今日は時間がないので、パスしますが、いつかゆっくりと訪れたいですね。
で、灯台の駐車場前を通り過ぎると、すぐに「潮岬観光タワー」に到着です。
タワーに上って太平洋を眺め、コーヒーでも飲みながら夕日が沈むのを見たいですね。
が!
タワーの受付が終了しているではないですか!!
現在時刻は、午後4時。
受付の表示を見ると「15時まで」となっています。
こんな天気のいい日に、こんな日が長い夏の日に、まさか3時に終わってしまっているとは・・・。
ここに入ると「本州最南端訪問証明書」がもらえるとのことで、とても楽しみにしていたんです。
とはいえ、証明書をもらうためにはるばるやってきたわけではありません。
最南端の地をこの目でしっかり見届けたいと思います。
向こう岸が見えないってのは当然なんですが、太平洋ってのは、その広さ、でかさが違うような気がきます。
ず~っと奥の奥まで、端から端まで、全部海!って感じです。
これはすごい!
空もでっかくて、これもすごい!!
気持ちいいです(^O^)
感激すればするほど、情けない話ですが、到達証明書が欲しくなります。
我が煩悩、お恥ずかしい限りです。
どこかの施設で発行してくれないかとスマホで調べてみたところ、JR串本駅にある「観光協会」でもいただけるようです。
午後5時半までとのことなので、ゆっくり夕日を見ていると間に合いません。
夕日見学はまたの機会にということにして、串本駅に向かいます。
午後4時50分、串本駅到着。
観光協会で到達証明書(100円)をいただき、「観光タワーに行ったら終わってたんですよね」と話をすると、担当の女性が「えっ! あ~、まだ3時までなんですよね。17日からは5時までになるんですけどね」とのこと。
なるほど、なるほど。仕方ないですね。
でも、到達証明書は無事ゲットできたので、問題なし!です。
さて、今日はこのままお宿に向かいます。
と、その前に、まずは青さんにも晩御飯を!
ここまでの走行距離:333.0km
給油量:8.53リットル
燃 費:39.0km/リットル
やっぱりすごいね~、青さん。
米寿を過ぎても、まだまだ元気。若い者には負けてないね(笑)
ガソリンスタンドを出てすぐ、今日のお宿はここ↓↓↓
「ホテル シーカンス」さん。
小さいですが、専用駐車場もあります。
すぐ前が海なんですよ。
で、お部屋はこんな感じ↓↓↓
これで1泊5,500円。問題なしです。
しかも溜まっていたポンタポイントで支払い済(^O^)
だから、朝のチェックアウトも必要なくて「御帰りの際は、カウンター上の箱の中に鍵を入れておいてください」とのことでした(笑)
さて、今日は昼食抜きでしたので、めっちゃお腹が減っています。
とりあえずホテルを出てご飯屋さんに行きましょう。
串本で行列ができる有名店ということで、「料理 萬口」さんに向かいます。
ネットで調べたところ、ここの営業時間は、11時30分から21時30分までとのことで、今5時過ぎという中途半端な時間ですが、すぐに入れそうです。
ランチは行列ができるそうですが、夜はそこそこ空いているような書き込みもあったので、すぐに座れることを期待して出発です。
が、店に到着したところ「準備中」の看板が出てるではないですか!
「まあネットでは休みなしのように書かれていたけど、夜の部の準備のために一旦閉めているのだろう。5時半には開けてくれるのではないかな」と期待して、ちょっと周辺を町ブラして時間をつぶします。
5時半ジャストにお店に戻ったところ、無事「営業中」の看板に変わっていました。
早速、扉を開けて入店すると、やはり一番乗りです。やったね!
お店の方はすぐに「一番人気はカツオのお茶漬けです」と案内されます。
しかし、こちらとしては、せっかく串本まで来たのだから、まずは地元のお魚と地酒を味わいたい。
いきなりお茶漬けでは、そのあとどうしたらいいのかわからなくなってしまいます。
ということで、まずは「刺身盛り合わせ」と冷酒「純米からくち羅生門」を注文。
まぐろ2種、カツオ、鯛、ヒラマサ。
これで1人前です。
すきっ腹には、このくらいの量のお刺身はありがたい(^O^)/
そしてこのお刺身、本当に美味しかったです。
歯ごたえがあるっていうタイプではなくて、やわらかくてもちもちしてて、歯ざわり舌ざわりがいい、日本酒にあうタイプのお刺身でした。
特に、ヒラマサ(右手前のやつ)が最高でしたよ。
さて、空腹とは言え、あまりガツガツしないように、ゆっくりと30分ほどかけて、お刺身とお酒をいただいたあと、いよいよ本命の「カツオのお茶漬け」を注文。
右上の器に入っているのが、タレに漬けられたカツオのお刺身12切れ。
まずは、このうち6切れをご飯の上に並べてからスプーン2杯分のタレときざみ海苔をかけて、丼としていただきます。
なお、ご飯は右手前のおひつに入っていて、自分でお茶碗によそいます。
絶品ですね~
で、次はもう一度ご飯をよそって、その上に残りのカツオ6切れとワサビを乗せて、タレも全部かけて、お茶漬けにしていただきます。
タレのせいで少し濁りが出て、見た目は?ですが、甘辛さがプラスされて、これホンマにめっちゃうまい!
味変が見事で、しかもどちらもおいしい(^O^)
大満足です。
さあ、まだ早い時間ですが、明日のツーリングのことを考えると、さっさとホテルに戻ってお風呂に入って寝ることにしましょう。
今日は、参議院議員選挙があったので、テレビもすべて選挙速報一色になっていて、見る気にならないのも好都合です。
ではでは、本日はこれにて~~~
2日目(7月11日)に続く ~はずですが、いつアップできるかは不明です(笑)